2001/09 NO.6
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くらしをつつむ住まいの設計
赤木裕子住宅設計室
〒300-1152 稲敷郡阿見町荒川本郷1343-85
やさしさとゆとりのステージ
赤木住研 赤木裕子住宅設計室工事部
TEL 0298-42-3027 FAX 0298-42-6601

最近の設計
 OMソーラーの家が2棟完成しました。
 1棟は我孫子市に建ち、おばあちゃんと夫婦・子ども2人のニ世帯住宅。もう1棟はつくば市、若いご夫婦の住まいです。両方とも無垢板や珪藻土等自然素材をたっぷりと使い、2階は家族みんなのプレイルーム、吹き抜けもあり開放的なプランとなっています。もちろんバリアフリーです。
設計を進める上で共通していたのは、設備や照明器具、タイルなどをインターネットや雑誌で情報を収集し、ショールームで実物を確認、ほとんどを施主自身が選んだということ。設計者の役割も変わってきたとなあと感じました。
スタッフ会議
 住研部門は総勢4名で活動しています。これまでは設計室が主で住研は、のんびり‥のんびり‥
やってきましたが、いよいよ本格的に行動を起こそうと、スタッフ会議を開きました。『チエの輪会議』と命名し、各自の夢やアイデアを出し合って、地域社会に貢献していきたいと考えています。
また勉強会も開催し、前回は「福祉住環境コーディネーターフォローアップ講習会」の報告をして、介護保険の現状や住宅改修の事例について学びました。私たちは確かな情報と大いなる工夫を持って、暮らしに関わるあらゆる要望に対処していきたいと思います。

高村邸バリアフリー奮戦記第2弾です。
いよいよリフォームの必要性が出てきました。
我が家のバリアフリー
土浦市 高村義親さま記
2.足の衰えと段差

 両親が夏は新庄、冬は土浦別宅で過ごす、「ツバメのようだ」と人がうらやむ生活は義父が75才になる時まで続いた。しかし、その後半になって、夏の新庄本宅生活もだんだん無理が目立ってきた。特に、老人の気ままな、健康に配慮しない食生活による体力低下である。5月の連休に元気で新庄に向かった両親は、私たちが迎えに行く11月の文化の日頃には、体力が低下し、土浦までの約400キロのロングドライブに耐えられなくなってきたのである。妻があれこれ工夫した食事により、体調を回復させるのに約1ヶ月もかかったほどである。何度かそのようなことが続いたので、遂に新庄宅は廃屋にし、平成2年(1990)から両親は通年土浦で過ごすことになった。
 義父の足腰、特に膝は益々弱くなり、座卓、炬燵での立ち居は困難になってきた。私たちはダイニングテーブル・セットを購入し、それを和室に置いた。両親との食事はそのテーブルでするようになった。ほとんどを椅子の生活に切り替えた。このような生活が5年ほど続いた。80才になった義父の脚力は、6畳の和室のテーブルにつくために、件の段差を上るのが困難になってきた。食事を終えて和室の段差を降りるのも、危なげだった。壁に手を添える姿も多くなり、上り下りを妻が介助することも増えた。僅かこれだけの段差が脚力の衰えた老人の歩行にとって、こんなにも障害になるものか、と私たちは驚いた。そのことが、妻をして、リビングをバリアフリーにリフォームすることを決意させた。
その相談にのって下さったのが、 設計士の赤木裕子さんだった。
(つづく)


 最近のできごと 
だれでもトイレ
 先日、甥っ子(5歳)姪っ子(2歳)を連れて、映画を見に行きました。そして困ったのがトイレ…なんとオムツ替ベットが無い!しかもトイレブースが狭い!しばし放心状態。そういえば、講習会で「だれでもトイレ」というのをやったなと思いだし、でもまさかここには無いかな?と、身障者トイレを探す事にしました。
 ところが、あったのです!今までのイメージを覆すカラフルな扉の中は明るく清潔でオムツ替ベットも完備。もちろん手摺や車椅子も対応された造りになっていました。あって便利かなと思ったのは、子供用の小便器。大便器で用を足すのが、甥っ子にはまだ大変そうなので、助かりました。
 オムツ替も一件落着し、外に出た時、少し廻りの人にビックリされましたが、「ここはだれでもトイレなのさ!」と、スッキリ気分でカラフル扉を後にしました。
(根本)

地区公民館の「みんなのトイレ」好評でしたね。
障害者も特別扱いは好まないようです。

ゆとりの時間??
 最近私の周りで映画がブームになっています。私も3作品の映画を続けて見に行きました。最近?の映画館はとても綺麗で、各シートにはドリンクホルダーがついていて、とても快適な空間になっていますよね。昔の映画館といえば真っ暗で目が慣れるまで一歩も動くことが出来ませんでした。映画が始まって行こうものなら、手探り状態で入って行き・・・目が慣れた人にとって、その光景はとても滑稽に写ったものです。
 何もかもが清潔で便利な時代になりましたが、映画の内容はというと、今も昔もあまり変わっていないような気がします。人としての思いやりとか心のあり方をいつの時代も問いかけていると思います。今を生きている私たちは忙し過ぎて大切なものを忘れかけているような気がしませんか?そんな自分に気づくためにもたまにはゆっくりと映画を見るのも「自分探し」になるかも…!
 (佐藤)

映画「みんなのいえ」をみんなでみました。
それからやみつき?

土浦市 M邸

和の雰囲気をもち
光と風道を考え
シンプルで・・
広がりのある住まい
1994年竣工

ニューハウス掲載

のらねこ 
 あるテレビ番組で野良猫の特集を放送していた。どんな事情で野良になったのかはわからないが、人間みたいに生活の問題で自らホームレスになった猫はいないみたいだ。仕方なしに野良をしているのだろうが、その生活は猫社会をつくりボスの下それぞれ個性を出しながら生きている。
 そんな中の一匹がある男性と出会い、相性が良かったのか毎日顔を合わせるようになった。彼が帰る時間に合わせて門のところで待つようになり、玄関まで一緒に行き、さりげなく消えるのである。彼も野良を意識するようになり家の中で飼うことにした。いつも玄関先まで迎えに出てくれる猫に一人暮らしの男性はいつしか心が和み、生きがいを感じるようになったとのことだった。
 一匹の猫に心を癒されることを知り、動物との共存が大切であると思った。      
(栗山)

当事務所はみんな猫・・動物好きですよね。
心のやさしい人ばかりです。


スタッフ     ◆あかぎゆうこ  ◆さとうけいこ  ◆ねもとゆきよ  ◆くりやまとしひこ