2004/09 NO.12
ぴっころニュース
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くらしをつつむ住まいの設計
赤木裕子住宅設計室
〒300-1152 稲敷郡阿見町荒川本郷1343-85
やさしさとゆとりのステージ
赤木住研 赤木裕子住宅設計室工事部
TEL 029-842-3027 FAX 029-842-6601

赤木設計は『はたち』
 20年という月日は、長いようで短い。
 親戚も幼なじみもいないこの茨城の地で、自営で仕事をするということは大きな決断でした。
 夢を忘れない・今ある仕事を大切にする・気がついたことは必ず提案をする・・守ったのはこの三つ。
 そして20年。「住む人の立場にたった住まいづくり」というモットーは今も変わりませんが、「住む人の立場にたつ」ということの捉え方は変わったように思います。
 お客様に満足をしていただくということは、押しつけであってはならないということに気がつきました。文章では書き尽くせませんが、相手の気持ちをくみ取り、さりげなく提案をすることが大事であると思っています。
創意工夫
 初めてコーナー出窓を設計したのは、27年前
 茨城に来て勤めた某建設会社でのこと。まだ他では見たことがありませんでした。
 床材を壁に張るなどということは珍しいことではないと思いますが、2x4の住宅会社で提案をしたときはビックリされたものです。
 24年前に建築をした我が家は対面キッチンですが、子供の成長と共に家族みんなで調理が出来るキッチンが理想だと考えるようになり、12年前に設計をした住宅に取り入れました。アイランドキッチンではなく、ガス台は壁に向いていて、シンク部分を三方から囲めるようにしたもの。
 その後も何度か特注で製作をして、住宅雑誌のキッチン特集で掲載されたこともあります。
 私は常に自分のアイデアとセンスを研いて、随所に工夫を凝らした、楽しい住まいづくりをしていきたいと考えています。

こんな家に住みたい!
利根町 山崎 廣様
晶子様
 前々から書きためていた「こんな家に住みたい」という我が家の青写真を持って赤木さんの設計事務所を訪れたのは2年前の海の日だった。建築雑誌の中で以前から目に留まる写真はいつも赤木さんの設計したものだったので、我が家を建て替えるときはぜひお願いしたいと思っていたのだ。
 赤木さんの設計は、こちらが考えていた間取りのイメージを生かしながらも機能的で、しかもおしゃれな間取りになっていたのにはびっくりした。
 それから一年後に完成、出来上がった時には「いい家ですね」とよく言われた。そして今年の夏で一年が過ぎた。冬の寒さもこの夏の猛暑もOMの快適さに感激!人生の折り返し地点を過ぎた今、切り妻の大屋根と木や珪藻土などの自然素材で作られた家に守られて、心地良く暮らせることは本当に幸せである。初めは白っぽかった壁や天井もこの一年で味わいのある色に変わってきた。これからもこの家とともに充実した毎日を送りたいと思う。

山崎様のお住まい
OMソーラー住宅
シンプルな切妻屋根
間取りもシンプルです。
杉板壁と花いっぱいの
ウッドデッキがすてき♪

階段下の飾棚がポイント
壁はパイン材と珪藻土
階段下:食堂側半分は
食器棚スペースです!

寝室です。
収納はたっぷり!
窓のバランスに
こだわりました。


ちょっとひとこと テーマ:20年
〜20〜 
 今年は赤木設計創立20周年という事で、「20」にまつわる事を考えてみました。
 20年前・・・中学生でした。将来に不安なんて思った事は全くなく、友達との時間を楽しく過ごしていました。塾をさぼって遊びに行くことを覚えたのも、この頃です。
 20歳・・・専門学校を卒業して初めての就職。事務職の女性を除いたら、全て男性という男臭い職場の設計事務所でした。最初は、建築に対して夢や希望があったわけでもなく、ただ仕事をこなしていただけでしたが、何気なくやった椅子のカラーリングの完成品を見て、考えたものが形になって現われる感激を覚えました。
 20年後・・・ん〜。目標の赤木さんに近づけているでしょうか・・・?
(根本)

目標にしていただいて恐縮です。20年後の根本さんは私を超えていると思いますよ。誰にでも愛されているあなたは、私の憧れです。


わたしの20年
 20年を振り返ってみると、子育て・家の新築・親の看病・介護そして別れ。無我夢中で過ごした日々でした。でもこの20年は、嬉しいことも、楽しいことも、悲しいことも、辛いことも、家族で一喜一憂しながら過ごした日々でもあり、おそらく一生のうちで一番充実した有意義な時だったのかもしれません。
 これからの20年は・・と考えると、もちろん家族で作っていくことは確かですが、子供達はそれぞれに結婚をし家庭を持つでしょうから、私たち夫婦は、もう少しの時間頑張って、あとはちょっとのんびりスローテンポで過ごしていきたいなーと思っています。 
(佐藤)

『佐藤さんが隣に新築して越して来たのは、私が事務所を建てた年でしたね。子どもが偶然同じ学年で一緒に役員をやり、親としてのお付き合いから、仕事上のかけがえのないスタッフとなりました。
ステキなご縁に感謝しています。

土浦市 根本邸
←改修前

リビングの一角に
広エン付の和室があり
床は15センチ上がっていました。
改修後→
事故で車いす生活者と
なってしまった根本嬢の
お父様のために…
改修したのは和室
手前のDLは家具を
変えただけ!
和室と広エン、少し増築を
して寝室にしました。
広エンにあった水屋は
お母様の希望でそのまま
残してあります。

←改修後外部です。
寝室の床と同レベルのウッドデッキが生活に
ゆとりをもたらしました。
外出は栗山氏作製の
段差昇降機が大活躍!
 二十歳
  赤木設計創立20周年おめでとうございます。
 赤木さんとの出会いは一本の電話でした。
「中古のコピー機を欲しいのですが」
 その頃はまだ青焼きが主流でした。手頃な機械があり、ご利用いただけることになり、お付き合いが始まりました。事務所に訪問する回数も多くなりそれに伴い多種な機械を入れていただき、設計事務所として活発な動きを見ました。
 仕事へのモットーや情熱を感じたのもこの時期でした。成長した事務所の姿がすべてかもしれません。
 これから先も、柔軟性とバランスを保ちながら成長して皆さんに喜ばれる設計事務所として、社会に貢献してください。 
(栗山)

まだまだ堅い面もありますが、人の気持ちがわかる“ひと”になりたいと思っています。
今後ともよろしくご指導をお願いいたします!


スタッフ     ◆あかぎゆうこ  ◆さとうけいこ  ◆ねもとゆきよ  ◆くりやまとしひこ