2005年8月 NO.14
ぴっころニュース
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くらしをつつむ住まいの設計
赤木裕子住宅設計室
〒300-1152 稲敷郡阿見町荒川本郷1343-85
やさしさとゆとりのステージ
赤木住研 赤木裕子住宅設計室工事部
TEL 029-842-3027 FAX 029-842-6601

便利な家
 農家住宅に育った私は、便利な家に憧れて住宅設計の道に入ったと言っても過言ではありません。
便利な家とは、合理的な動線・適材適所の収納スペース・最新の設備…なにしろ押入れも少なく物があふれ、風呂は別棟で雨の日は湯上りに又足が汚れる…
ところが最近は、縁側での日向ぼっこ、開け放した座敷で蝉の声を聞きながら昼寝をしたこと…など妙に懐かしく思い出されるのです。新しく開発された設備機器も、本当に使いやすいものなのかどうか?疑問を持つことも多くなりました。
日本の気候風土を生かすと同時に、古来の暮らしや心も大切にしたいと考える今日この頃です。
田舎の家
 農家住宅のリフォームを手がけました。築30年で風呂は薪で炊いた五右衛門風呂を利用しているとのこと。同居のおばちゃんが要介護となり、危険なので、思い切っての住宅改修となりました。
快適な暮らしができるよう、私なりに工夫をさせていただきましたが、防犯も気にならず、いつも開けっぴろげな生活習慣の中では「無用の提案」もあったような気がします。
住む人の立場にたった住まいづくりを心がけているつもりでも、どこか自分中心の思い込みが出てしまうのかもしれません。今後はさらに努力をして、人を大事に考えた住まいづくりをしていきたいと思います 。

赤木式カウンセリングによるリフォーム
《後編》  つくば市 大澤良・彩子様
 赤木さんに設計をお願いする際、過去に手がけられたお家を見せていただきたいという要望をしたところ、快く(ということはその施主さんと良好な関係が築かれているということ?)引き受けてくださいました。(いいぞ!)
設計が始まると、さすがプロ!と思えるアイディアや、見せていただいたお宅で、「いいなあ」とつぶやいた部分が(H様、Y様本当にありがとうございました。たくさんのアイディアをそのままいただきました。)設計に盛り込まれていました。
価格の点で涙ながらに落としたアイディアも数々…
赤木さんは、「ぼやっとしたイメージ」しか持たない私たちの「こんな感じ、あんな雰囲気」「ハウスメーカーのこんなのは嫌、いま住んでいる家のこれは不便」を丁寧に聞いてくださり、形にしてくださいました。また要望に対して、ご自身の経験から「そうはいってもこちらの方がいい」という的確なアドバイスをしてくださいました。勿論コストの相談も。同時期にハウスメーカーで新築している友人達の、「数日間缶詰状態の打ち合わせ」を聞いていただけに、何回も足を運んでいただいたり、メールでの問い合わせにも素早く細かにお返事を下さる対応に感激しました。
赤木さんという「お家のカウンセラー」と家族が対話しながら進めることができました。
実際の建築作業を請け負ってくださったネモ建築さんも、赤木さんが「一緒に仕事をしてみてよい方だと思います。」と紹介してくださったので、安心してお任せできました。細かいところまで丁寧に仕事をしてくださって、満足しています。
  新しい「私たちの家」に住んで一年。春夏秋冬を過ごし、『赤木住宅設計室』のよさは実はフォローにあるのだと実感しています。家は建っただけでは機能せず、家具の設置、カーテン、住み方の工夫等実に細部に及びます。風の通り具合から暖房機の設置場所までいまだに「カウンセリング」を受けています。マメで丁寧な栗山さんのお蔭で心地良い環境を手に入れています。夢だったワークスペースは赤木さんの事務所のようにスッキリしないのは、持ち主の責任ということがよくわかりました。(残念!)
これからも末永いおつきあいをお願いします。

要望があり…提案をして…気に入っていただく…これが私の喜びにつながります。
本当に楽しく仕事をさせていただきました。こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします♪



最近のできごと
どうしちゃったの??
最近の我家はちょっと不思議?な事が起きています。それは、主人が家事全般にわたってすごく協力的になったんです。以前は、洗濯物をたまに干してくれるぐらいで、洗濯機の使い方も知らない、ゴミの出し方はもちろんわからないし、自分の物がどこにあるのかさえも分かっていなかったのです。それが、食事が終わると食器を洗い、「お米何合仕込んどこうか?」なーんていうんです。今は2人でキッチンに立つこともしばしばです。この夏には自分の下着の季節の入れ替えも自分でやっていました。なんだかとっても嬉しいやらちょっとゆっくり出来ないような・・・・複雑な気持ちですが、やっぱり嬉しいですね。
これからは、お料理にも挑戦してほしいなぁと思っています。こんなことならもっと広いキッチンにしとけばよかったなぁー。アイランド型のキッチンなんて最高ですね。
(佐藤)
みんなでできるキッチン・・いいですね。
リフォームしましょうよ!
メガネと私
前号では相棒の犬について書きました。相棒の老いによる失敗を笑ったのですが、自分のことを棚上げしていました。
私も50代に入るまでは目に何の不自由もなく、頭は悪くとも目が良いからと自慢をしていましたが、ある時自信を持って修理をした機械が動きません。何故と思いながら懐中電灯で確認をしてみると、隣りの番号に配線をしていました。「年齢ですから!!残念」とも言えず目薬を点したり薬を飲んだりしましたが良くなりませんでした。
そこへ登場したのがメガネでした。メガネは視力をくれました。凄いと思いながらも回りを見回すとボケています。そんな不自由を感じながら、今ではメガネなしの生活は考えられません。私の目の前にメガネはいくつあるでしょうか。かけているものを数えると、11個です。遠くを見るもの、近くを見るもの、細かいもの、運転用、そしてスペアと、生活の場所それぞれに何個かずつのメガネです。呆れると思うでしょうが理由があります。忘れる・失くす・合わなくなる。
今は、このメガネで、目のボケと頭のボケを補正しています。
(栗山)

私は小学2年からかけています。
最近は境目のない遠近…

〜大澤様のお住まい〜
中古住宅を購入し
リフォームしました
←リフォーム前
食堂…手前が居間
左奥が台所でした。
リフォーム後→
台所部分が食堂に
台所だった所は
家事室&食品庫
になりました。
←リフォーム前
居間
右奥が台所

リフォーム後→
念願の
ワークスペースです。
左の大きな扉を開けると
広い居間があります。

 大事な場所を探して
今年に入ってから、住まいを探しています。「土地に根付いた暮らしをしたい」という主人の強い希望もあり、購入することを絶対条件にした「お家探し」です。
「お家」に対するお互いの気持ちを確認しながら、知人や不動産屋さん、情報誌やインターネットなどから情報を集めて、いくつかの物件を見てきました。そんな中で私は、ちょっとした小さな決断にもなかなかOKが出せない自分がいること、日増しに夢が膨らむ自分がいることに、考えさせられる事がありました。お家の提案をする側の私には、気付かなかった心の動きといいますか、気持ちといいますか・・・。
「一生過ごす大事な場所」そう思うと、とても慎重になります。住まいを考える人の気持ちが少しわかったような気がしました。
(池田)

ねもとさんは結婚をして、
いけださんになりました。
住む人の気持ちがわかる…最高ですね。


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